2019年1月10日川崎港訪船報告

みなさま 新年あけましておめでとうございます。

川崎港へ寄港する船員さん達は東アジア文化圏の方が多いので、新年元旦は今年は2月5日になりますが・・

寒波が襲来した今日は風がありませんでしたが寒い日でした。

昨日、9日にセンターで袋詰めプレゼント100個とカレンダーを車に積み、今日10日、貝塚教会9時30分に集まり出発しました。

参加者は岩間神父と2名のスタッフです。カレンダーは内容をよく確認しなかったので、キリスト教の葬儀屋の名入りのカレンダーがあり、漢字の分かる中国船員には申し訳ないことをしました(なお、それに気付いた船員さんからいらないと断れましたが)。

東洋信号通信社のポートビューにはかなりの船舶が停泊中でした。税関で確認して、最初は市営千鳥町埠頭のHAI RUI DA 中国船籍の船です。中国語のカードで簡単な会話が成立しましたが、プレゼントを差し出すと受け取れないとタラップを上がってしまいました。タラップの上から、日本円を持っていないと(英語)で言っています。「降りて来て」と中国語で叫んで、リーウゥと言って(これは通じたかどうか?)、どうにか受け取ってもらいました。プレゼントという言葉は通じなかったようです。今日はお正月明けで港はいつもにまして積荷を運ぶトラックが多く、気をつかいました。つぎはJC BRIGHTER 旧英領ホンジェラス(ブリーズ)船籍、やはり中国船員の船、キリスト教関係の名刺を見せ、この団体かと聞いてきましたがそうではないと言って今度はスムーズに渡すことができました。次は、HEIWA MARU トーゴ船籍の船、乗組員15人は全員ベトナム人です。食堂まで案内していただきベトナム茶をご馳走になりました。一級航海士は英語も堪能で、川崎には何度か来たことがあると言ってました。次の港はサイゴンのプーマイ、お正月はベトナムで過ごせるとのこと。市営千鳥町埠頭の最後はHAO JIN2、ニウエ船籍(ニュージーランドに一応属しています)。中国人の船員にプレゼントを13個、サインは上級船員に確認してもらいました(このとき、カレンダーの葬の字があったのがわかってこちらも赤面)。

東扇島埠頭はトンネルを出て、しばらく行くと渋滞、車を反対方向へ向け、いつものゲートではなく自動車運搬船の停泊しているゲートから入りました。最初は韓国籍のTAURUS、応対した韓国人の若い船員はAOSがカトリック関係の団体だと分かったよう。食堂では、上級の年配の船員が上手な日本語で応対、感謝されました。重量物運搬船で5千トン近い船でしたが13名の乗組員でした。最後は日本郵船の日本国籍の自動車運搬船ANTARES LEADER、6400台もの車を運搬できる船で、2011年建造、2016年には水先案内人からみたベストクオリティーシップに選ばれた船です。今日は埠頭からではなく、モータープールからも車が次々に運び込まれていました。超多忙なのでルーマニア人の船員さんに埠頭まで降りて来てもらって23個のプレゼントを手渡しました。

今日は95個のプレゼントを渡すことが出来ました。上の写真はアンタレスリーダーです。

12月24日 訪船など。

12月24日のクリスマスミサに参加したいとの依頼は2隻の船からでした。スタッフの自家用車とAOS車で分けて迎えに行きました。Ocean Dream からは2人(南米系)車運搬船のMorning Courier からは7人フィリピン人、2人はウクライナ人でした。2人のウクライナ人は寿司を食べたい事で商店街に行き、Ocean Dreamからの2人のミサの道中、言葉が分からないことで、商店街に行き、タクシーで帰ると退席下ました。8時の末吉町教会のミサはインタナショナルミサでしたが、日本語がメインでした。7人のフィリピン人船員だちは立ったままミサの最後までいました。ミサが終わって、9時半から船に帰るまでの30分あまりの時間にフィリピン人の船員たちと小さなパーティをしました。後から同じ船のウクライナ人の船員も合流して一緒に楽しみました。
今日訪船したGalaxy Leader(NYK チャーター)とMorning Courier(EuKor チャーター)は同じ会社の船で、 Galaxy には息子が Morning には父が働いていて、父子が会えるように車で船の間を送迎しました。 2人の短い時間を一緒にすごしました。 一番目の写真の右の方が息子です。
2019年1月5日

12月13日 川崎港訪船報告

本日訪船を行いました。参加者は岩間神父(貝塚・浅田)他に、シスター(目黒)、溝ノ口教会からはじめて参加の方、中原教会の方、鹿島田教会の方、貝塚教会の方と浅田教会の方からの8名です。当初はAOSの車とも思っていましたが、鹿島田教会から1台車が手配できることになったので、末吉町教会まで行かずに、貝塚教会へ集合。はじめての参加の方もいらっしゃったので、訪船について安全確認をしました。川崎港のコンテナヤードでは税関の職員もけがをしたとの事で、管理会社からかなり厳しい保安管理があります。市営埠頭では、自分達が安全確保に努めなくてはなりません。特に、出港間際の自動車運搬船では制限速度の20キロを越えるようなスピードで一度に10台近い車が搬入グループ(ギャング)のチームワークによって搬入されます。訪問者が居ることを前提にしていないのでかなり注意が必要です。また、循環資源という名のくず鉄を積み込む千鳥町埠頭では、大型トラックが行き交い、くず鉄を積み込むクレーンが動いています。車を止めるにも神経を使います。慣れていても完全確認をするのは大切です。

さて、東洋信号通信社のポートビューによると市営千鳥町には1隻、東扇島には2隻、今日は平日なので、久しぶり川崎税関支署で許可申請(指定地外交通・船陸交通・本邦と外国との間を往来する船舶又は航空機と沿海通航船との交通許可申請)の手続きです。備え付けの書類を見ると市営千鳥町埠頭はもう一隻ありそうなので、計4隻の申請をしました。

最初は、市営千鳥町埠頭、東洋信号通信社のポートビューに載っていなかったRUI HAI1は接岸準備中、そこで、BAO HONG 8に向かいました。4500トンのくず鉄運搬船、中国籍です。なんど呼びかけても船員は出て来ません。あきらめて東扇島埠頭に向かおうとするとオレンジ色つなぎの船員の姿が見えました。戻って、プレゼントをみせてFREEだと強調します。その船員は船内に戻って上級者に確認したようですが、NO。あきらめて戻りました。私たちも中国語が堪能な者が居なかったのと、カードを持参しなかったのとさらに国際運輸労連の雑誌を示さなかったのが影響しているかもしれません。

東扇島埠頭では、まず、NYKの豊神(HOJIN:神シリーズは古いNYKの自動車運搬船の船名です)船籍はリベリア、1990年建造の古いタイプの自動車運搬船に訪船しました。今日の17時に常陸那珂に向けて出港です。慌ただしくスバルの搬入が続いています。船員は船長さんがバングラデシュ、あと、3名がルーマニア人、残る20人がフィリピン人です。常陸那珂では6名が降船、フィリピンに戻ります。契約はほぼ1年未満で、いわゆる期限付き雇用で身分は不安定です。12階上のの船室まで登るエレベーターも定員が4名です。食堂で24個のプレゼントを手渡し(船員さん達ははじめてのプレゼントだと言ってました)、クッキー、コーヒー、ミネラルウォーターをご馳走になりました。

次は、ノールウェイのHOEGHのバハマ船籍の自動車運搬船HOEGH ANTWERP、この船は2013年建造の比較的新しい船です。11時半後の訪船でしたが、14時に出航ということで、ゲートで23個の手渡し下船しました。担当の船員は乗船しますかと聞いてきましたが、出港の時間が迫っていたことが分かっていたので遠慮しました。問いかけた船員もほっとしたような顔つきだと思えたのは・・船はパナマを経由してカナダまで行きます。

2018年12月14日

12月10日 横浜港訪船報告

休暇がとれたことから、初めて平日にクリスマス訪船をさせていただきました。

平日のコンテナターミナルは16輪大型トレーラーが轟音をたてながら行き交い、その後ろでは巨大な塔のような走行クレーンがゆっくりと動き、戦場のような忙しさです。作業の邪魔にならぬよう、上手に運転をしてくださったおかげで、AOSのワゴンは無事に巨大船の舷側に着きました。「ステラ・マリース」と叫ぶと、いつものように舷梯の上からは笑顔で上がってこいとの手招きが返ってきます。とは言え、不安定で滑りやすい舷梯を上るのはスリル満点です。教会の善男善女の皆様に一所懸命に作っていただいたプレゼントを落とさないよう慎重に上がると、満面の笑みをたたえた小柄な甲板員が出迎えてくれました。今回は3隻回りましたが、これはどの船でも同じで、彼らの笑顔を見ると来て良かったといつも思います。高度に機械化されたコンテナ荷役のおかげで、横浜港滞在時間は8時間。「オフィサーはタクシーで出かけて行きますが、私ら下っ端は船にずっといます。いつか街を見たいと思います。 (安い)シーマンズクラブにはどう行けますか?」と言われ、きちんと答えられず残念でした(とりあえず電話番号いりのステラ・マリスのシールをお渡ししておきましたが)。日本船はどれも手入れが行き届き、清潔で、問題は感じられませんでしたが、その一方では酸欠による死亡事故が昨日外国船で起きてしまったと聞きました。日本に来る外国船は、外国の安全管理、労働条件のもとであるので、第三世界との違いを目の当たりにする思いがいたします。彼らの貢献の上に私たちの日常生活があることを想い、屈託の無い笑顔を浮かべるフィリピン、インドネシア、ミヤンマー、などの船員さんたちの安全と生活の安定を強く願わざるを得ませんでした。

2018年12月11日

12月2日 静岡靜清地区の草薙教会訪問報告

9月半ばに静岡靜清地区の草薙教会の主任司祭である高橋慎一神父様から待降節の第一の主日に、AOSの活動について1時間ほどの紹介をして欲しいとの依頼があり、AOS横浜の信徒代表者と川崎港のスタッフ1名が出向きました。草薙教会では清水港、焼津港に帰港する船員さん達のために帽子を編み、プレゼントを用意していて下さいます。そのプレゼントが届けられる船員さん達が船の上でどのような生活をしているか知りたいとの事でした。

8時半のごミサが始まる前には、高橋慎一神父様から本日のAOSの活動紹介が行われることが伝えられ、ごミサ後はお御堂を会場に活動紹介を行いました。

AOS横浜の信徒代表者から、ます、20名を越える参加者にAOSの活動紹介のパンフレットが配れ、その内容を紹介した後、用意されたプロジェクター一式とPCに準備した2017年の活動紹介ファイルを使っての説明:AOSの19世紀半ばの発足から、現在の横浜港を中心とした活動(訪船、プレゼントの配布、ミサ・買い物・末吉町教会のAOSセンターへの訪問などのための送迎、船上ミサ)の画像を使った紹介、同じく画像での全世界規模での会議の様子、そして3.11の被災地への慰問活動まで伝えることができました。その後、川崎港のスタッフが川崎港での活動を口頭で紹介、川崎港での活動の画像を準備できなかったのが残念でした。

その後、別室で茶話会が設けられ、ベトナムの若い信徒さんたちも交えての懇談。その席で、訪船の具体的なやり方の質問があり、寄港している船舶の情報をどのように得たらいいのかとなどが尋ねられました。川崎では平均月2回の訪船活動を組織するために1ヶ月前には訪船日を決め、参加者を募る。そして、税関で寄港している外航船の船舶情報をチェックすると回答して、清水港の現時点での入港船舶の情報を手元のスマホのShip Finderの無料アプリで検索しましたが、清水港はカバーしていなようでした。清水港の場合税関に行っても訪船出来る船舶がないと言うことも考えられるので、情報の事前入手が課題かもしれません。

横浜教区のAOS活動が教区全体の広がりの中で活発に行われることに期待がもてる訪問だったと思います。

2018年12月3日

11月24日 川崎グループ訪船報告

肌寒い一日でしたが、予定通り訪船。末吉町教会へは8時半前に向かいAOSの車で貝塚教会へ。9時20分前には到着、参加者は、シスター、鹿島田教会からの4名、中原教会、貝塚教会、浅田教会からのスタッフです。

先週配りきれなかったプレゼントと鹿島田教会からとすでに貝塚に集まっているプレゼントを合わせて53個を車に積み込んで大桟橋の税関に行きました。今回は、23日が休日だったので東洋信号通信社のポートビューは木曜日分しかなく、SFliteのアプリでもあまり船影がありません。税関の係官に川崎市営千鳥町と東扇島に停泊中の船舶を書き出してもらいましたが、千鳥町は一隻(台風で損傷した船はありましたが)、東扇島はなし。そこで、横浜港の大黒埠頭を掲示板でチェックするとMOL(旧名三井船舶大阪商船・現商船三井)の自動車運搬船が停泊中、そこで、横浜港用の申請書、それに持ち込み品の書類もつくり大黒埠頭に高速(大黒埠頭行く場合は高速でなくても大丈夫だと今日、発見)で向かいました。 

最初の船はMOLのEUPHONY ACE 自動車運搬船、T4バース停泊です。最初、26名と聞いたので27名分のプレゼントを用意しましたが、詳しくは28名で、今日、4名がフィリピンへ帰国とのこと。乗員構成は12名がフィリピン船員、あとはインドの船員、船長さんもインドの方でした。最初は、積み込みが忙しく、ゲートでプレゼントを渡すと言うことになったのですが、親切にも食堂まで案内してもらえることにない2組に分かれてエレベーターで。今日中に常陸那珂へ向かいその後、オーストラリアということで、長居は出来ませんでしたが、それなりの交流ができました(写真参照)。大黒埠頭でのおなじくMOLの船も申請しましたがバースは反対側のC1。自動車運搬船なのでプレゼントが足りなくなるかもしれないので、断念して、川崎港へ向かいました。高速へ入ったのはいいのですが、つい、うっかりミス。羽田という標識に引きづられて湾岸線から別れ、浅田で降りたので10分以上のロスになりました。

川崎港ではUNIPROFIT市営5号です。大きな船で、積み込みの最中。船員に声をかけると上がってこいとのジェスチャーですが、タラップが急すぎ、高いので降りて来てもらって16個手渡しました。インド人、中国人、それにモンゴル人の船員もいるとの事でした。

帰りは、貝塚教会で7名をおろし、大桟橋の税関経由で末吉町教会まで、下道で。1時間と10分ほどかかりました。

今回は8名での訪船でしたが、勤労感謝の日の次と言うこともあり、川崎港はとくに閑散としていました。

次回は12月13日、20日、それに22日を予定しています。いずれも、9時20分に貝塚教会集合です。参加者が多い場合はAOSの車を使用したいと思います。よろしくお願いいたします。

なお、12月1日は9時半から末吉町教会のAOSセンターでラッピングがあります。写真は左から、MOLの自動車運搬船の厨房にて、同じくその船から横浜港、川崎港のUNIPROFIT号のまえで です。

2018年11月28日

11月17日 聖セシリア短期大学の学生さんとの訪船報告

朝のうちは曇っていましたが、9時頃日ノ出町の駅を降りる頃は快晴、大岡川の旭橋を渡ると聖セシリア女子短期大学の学生さんと先生(学生6名先生1名)に偶然にもお会いし、末吉町教会のAOSのセンターに案内することができました。

集合時間の9時半には少し早かったのですが、学生さんと先生がそろっ

たところで、AOS横浜の代表者からAOSのパンフレットをつかって横浜港、川崎港での船員司牧の概要の説明がありました。その後、書類に名前などを書き入れたのち、ハンドメイドの毛糸の帽子、タオル、石けんとカードや小物をいれたプレゼントセットのパッキングに取りかかりました。瞬く間に60以上のパッキングが終了、岩間神父様が到着した後、お祈りののちAOSのバンに学生さんと先生、シスターと運転手のスタッフがのり、スタッフの自家用車に岩間神父様が乗って10時半過ぎには大桟橋の税関に向かうことが出来ました。

日本郵船のビルのある海岸通りをすぎ、税関へ。東洋信号通信社のポートビューでは川崎市営千鳥町埠頭に2隻、同じく市営東扇島埠頭に2隻(NYKの自動車運搬船を含めて)とあったので、その4隻の在港を税関で確認。プレゼントの申告もおわり、高速をつかい、まずは川崎市営千鳥町埠頭に行きました。埠頭のゲートを入ったすぐの船は大型トラックの往来が激しかったので、

先の台風で損傷し係留しているMARINAへ。すると、たまたま船員さんの姿が見えたのでプレゼントを渡そうとすると固辞します。中国語のカードを見せて、売り物ではなくフリーのプレゼントと強調しても、受け取れないと言ってます。するともう一人の船員(上級船員?)が出て来て、受取オッケーとなり、5個のプレゼントを学生さん達から受け取ってもらいました。

次は、申告してあった先ほどの8千トン級の大型船、やはり、トラックの行き来も激しく、タラップがくず鉄をつかみ揚げ、荷揚げするクレーンのそば。それに、船員さん達の姿も見えないので断念、次のGUO XING2に向かいました。船員さん達は大歓迎、食堂まで案内していただき、中国人の船長さんを始め、かなりの数の船員さん達(総員は14名でしたが、仕事中の船員さんを除いて)に学生さん達が一人ひとりプレゼントを渡し、言葉を交わすことができました。貴重な経験だったと思います。

つぎは、海底トンネルを戻って、東扇島埠頭へ。ZENITH LEADER、この日本郵船の自動車運搬船はイギリスの船籍で乗組員はブルガリア人の船長を始め、ロシア、ウクライナ、インド・・などなどで7カ国。デッキまで3回に分けてエレベーターにのって船長さんところまで案内していただき、27名の乗組員にプレゼントを届けました。案内をしてくれた船員さんは私たちを高層ビルの屋上ほど高いデッキの舷側まで連れて行ってくれ、記念写真。東京湾の素晴らしい眺望に満足しました。

県央から朝早く末吉町教会まで来てくれた学生さんたちだったので、今回の訪船はこれで終了。海員生協の食堂で昼食、帰りも高速で大桟橋の税関まで。聖セシリア女子短期大学の学生さんは先生の指示もあり、ここで解散。書類を届けた私たちは末吉町教会に戻りました。

川崎グループは24日に訪船があります。末吉町教会のAOSの車にはプレゼントセットが入ったままです。その車で、貝塚教会9時20分まえに行き、訪船の予定です。9名は十分に乗れますので、希望者は9時20分までに貝塚教会にお集まり下さい。

2018年11月22日

10月25日 川崎港訪船報告

10月の訪船は、13日について2回目、9時20分ごろ貝塚教会にすでに確認連絡済みメンバー5名が集まり、書類(「指定地外交通・船陸・本邦と外国との間を往来する船舶又は航空機と沿海通航船との交通許可申請書」)に必要事項を記入、岩間神父様と一緒に船員のための祈りを唱え出発しました。川崎グループでは、5人以上のメンバーが集まり、訪船する事も少ないので、車持ち込み以外は事前に参加メンバーを確認します。25日は、かなりの量の手編みの帽子が集まっていましたが、パッキンがまだだってので、持ち込みは見送りました。大桟橋の税関では東洋信号通信社のポートビューで印をつけた船舶を確認して、高速で、まずは川崎市営千鳥町埠頭に。7号で荷役作業中のXIN RUI 1、3,000トンに近い大きな船で15名の中国人の船員が乗り組み、この日の夕方韓国の唐津に向かうそうです。シーメンズクラブと言って、国際運輸労連の雑誌を見せると船を2人の船員が降りて来てくれ、英語と中国語で話が弾みました。
次は、1,500トンのGLORIOUS LEADER、最初に降りて来た船員は中国語に少しなまりがあって、聞き取りにくかったのですが、四川省のエプロンをしたコックさんも降りて来てくれて、料理についても話してくれました。この船も韓国の光陽にこの日の夕刻には出発します。
3船目は、MARINAという船の予定でしたが、台風で、船尾が破損、乗組員の姿が見えないので、東洋信号通信社のポートビューでは沖まちでしたが、停泊、荷役作業中のTOYOKAWAに。乗組員は多国籍、ミャンマー、ベトナム、もちろん中国、ベトナム人の船員は一名だったので話したかったのか自分の船室に案内。1等航海士の若い中国人の船員さんは、多分、みんなを食堂へ案内しようとおもっていたようなのですが、ベトナム人の船員の部屋の前にみんなが集まって会話が始まったので、笑顔でその輪に加わってくれました。家族の話とか・・中国人の船員は日曜日は買い物へ、知り合いがいるので銀座まで足をのばすそうです。話に来てくれて嬉しかったと言ってくれたので、私たちの方こそ感激でした。3船とも船籍はブリーズでした。
大黒埠頭の最初は、ARIES LEADER 最新鋭のNYKの環境に優しい自動車運搬船(ポスト・パナマックス船)、ただし名古屋へ向けての出航間際で、フィリピン人の船員さんは申しわけなさそうでした。若い日本人の
船員は慌ただしく出航前の確認、航海の無事を祈ると伝えました。
最後はSCUTUM、5,000千トン近くの船でフィリピン人の航海士が食堂へ船員達を集めくれました。「台風はどうだったか?」と聞くと、揺れたけど、無事だったとか。そして、みな口々に、仕事は大変だけれども家族のために頑張ると誇らしげに語ってました。
5隻の船を1時間と15分ぐらいで訪問しました。クリスマスプレゼントを配る時以外は、ただ話に行くだけの訪船ですが、船員さん達の笑顔が私たちの励みになります。12時に少し前に海員生協の食堂へ到着しました。川崎グループでは、次回は11月10日(メンバーはまで確定していません)、24日はもうすでに7名の参加希望者いるので車の手配が必要になります

2018年10月30日