10月25日 川崎港訪船報告

10月の訪船は、13日について2回目、9時20分ごろ貝塚教会にすでに確認連絡済みメンバー5名が集まり、書類(「指定地外交通・船陸・本邦と外国との間を往来する船舶又は航空機と沿海通航船との交通許可申請書」)に必要事項を記入、岩間神父様と一緒に船員のための祈りを唱え出発しました。川崎グループでは、5人以上のメンバーが集まり、訪船する事も少ないので、車持ち込み以外は事前に参加メンバーを確認します。25日は、かなりの量の手編みの帽子が集まっていましたが、パッキンがまだだってので、持ち込みは見送りました。大桟橋の税関では東洋信号通信社のポートビューで印をつけた船舶を確認して、高速で、まずは川崎市営千鳥町埠頭に。7号で荷役作業中のXIN RUI 1、3,000トンに近い大きな船で15名の中国人の船員が乗り組み、この日の夕方韓国の唐津に向かうそうです。シーメンズクラブと言って、国際運輸労連の雑誌を見せると船を2人の船員が降りて来てくれ、英語と中国語で話が弾みました。
次は、1,500トンのGLORIOUS LEADER、最初に降りて来た船員は中国語に少しなまりがあって、聞き取りにくかったのですが、四川省のエプロンをしたコックさんも降りて来てくれて、料理についても話してくれました。この船も韓国の光陽にこの日の夕刻には出発します。
3船目は、MARINAという船の予定でしたが、台風で、船尾が破損、乗組員の姿が見えないので、東洋信号通信社のポートビューでは沖まちでしたが、停泊、荷役作業中のTOYOKAWAに。乗組員は多国籍、ミャンマー、ベトナム、もちろん中国、ベトナム人の船員は一名だったので話したかったのか自分の船室に案内。1等航海士の若い中国人の船員さんは、多分、みんなを食堂へ案内しようとおもっていたようなのですが、ベトナム人の船員の部屋の前にみんなが集まって会話が始まったので、笑顔でその輪に加わってくれました。家族の話とか・・中国人の船員は日曜日は買い物へ、知り合いがいるので銀座まで足をのばすそうです。話に来てくれて嬉しかったと言ってくれたので、私たちの方こそ感激でした。3船とも船籍はブリーズでした。
大黒埠頭の最初は、ARIES LEADER 最新鋭のNYKの環境に優しい自動車運搬船(ポスト・パナマックス船)、ただし名古屋へ向けての出航間際で、フィリピン人の船員さんは申しわけなさそうでした。若い日本人の
船員は慌ただしく出航前の確認、航海の無事を祈ると伝えました。
最後はSCUTUM、5,000千トン近くの船でフィリピン人の航海士が食堂へ船員達を集めくれました。「台風はどうだったか?」と聞くと、揺れたけど、無事だったとか。そして、みな口々に、仕事は大変だけれども家族のために頑張ると誇らしげに語ってました。
5隻の船を1時間と15分ぐらいで訪問しました。クリスマスプレゼントを配る時以外は、ただ話に行くだけの訪船ですが、船員さん達の笑顔が私たちの励みになります。12時に少し前に海員生協の食堂へ到着しました。川崎グループでは、次回は11月10日(メンバーはまで確定していません)、24日はもうすでに7名の参加希望者いるので車の手配が必要になります

2018年10月30日